読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

モノをよくみる

よく「ものをちゃんと見ろ」って言うんです。「いまの季節の葉っぱはどんな色なんだよ?」って。きれいだったらどんな緑でもいいわけじゃない。「画像をいじくってる場合じゃないだろ」って。
写真のことば

路上の人々や、映画だとかテレビの中に見られる人々のごく日常的な身振りや態度、当たり前で、誰も目にもとめないようなフォルムを、批評的な目で観察することを学んでください。何ができるか、新しい何をつくるべきなのかを学ぶためにです。
アッキレ・カスティリオーニ

とにかく「よくみて。」と言っていました。

自分がいま作っているものはもちろん、周囲で話題のサービスやプロダクトも、巨匠のグラフィック作品も、好きなアニメも、同僚の今日の髪型も、街ゆく人たちが着ているTシャツのプリントも、オフィスから見える街並みも、冬の朝の光と影も。

とにかく視界に入るもの、身近にあるもの、遠くにあるものを、たくさん、じっくり、ちらっと、何度も、寄って、退いて、正面から、後ろから、斜め前方から、回り込んで、よく、みる。

よくみて、引っかかりを探す。
自分の目にはなにが引っかかったのか。
製作者の意図は?メッセージは?工夫している点は?苦労したと思われる点は?ルールは?例外に対してどうルールを曲げているか?
どんなところに同意できるか。自分ならどうするか。いままでと同じところは?それまでとちがうところは?

ふだん何気なくみていることに意識を向けること。
みたものに自分の経験や思考をぶつけて、はね返ってくるものを拾い上げること。
差異、差分、違和感に気づくこと。みることで自分の思考を再発見すること。
すでに身の回りにあるもの、誰かが考え成し遂げたものから積極的に学ぶ姿勢と習慣を身につけること。

そういうのをまとめて「よくみて。」と言っていました。
知識を増やし、それを自分のモノにする方法を身につけること。

デザインというものに関わる仕事を長く続けていくには、きっとそんなことが大事なんじゃないかなぁ。
それではみなさま、よいデザインライフを。

広告を非表示にする